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地域活性化フォーラムを開催
ウェルビーイングへのいざない ― “働く”と”休む”のマネジメント ―
連合岐阜は、8月29日、岐阜市内で「地域活性化フォーラム」を開催した。
連合岐阜の加盟労働組合や推薦議員、岐阜県経営者協会の加盟企業などから約120名が参加した。
「ウェルビーイングへのいざない ―”働く”と”休む”のマネジメント― 」と題し、岐阜県・愛知県の取り組みなどを伺った。
開会の挨拶で、岐阜県経営者協会の林敬治会長は、「人口減少や人手不足を背景に、人材確保と能力発揮が企業の重要課題となるなか、家庭や生活の自分の時間を大切にしながら、いきいきと働くことができる環境が求められている。今後は“働く”と“休む”の双方を大切にし、心身ともに健康な状態であってこそ、働く人の満足度、仕事の質や生産性の向上、企業の持続的成長につながる。働く人、企業、地域にとってより良い未来づくりに取り組んでいきたい」と述べられた。
<課題提起・コーディネーター>
岐阜大学地域科学部 教授・副学部長 河合 塁 教授
導入にあたり、“ウェルビーイング”について、働き手や企業だけでなく、地域や社会全体の幸せについても指摘。“働き方”について、労働人口の減少や個々の事情に応じた多様な人材に言及する一方、“休み方”については、ワーク・ライフ・バランスや休暇の質の向上など、経営側、労働側のそれぞれの立場に問われる課題や論点を挙げ提起した。
<講 演>
「働いてもらい方改革について」 岐阜県総合企画部未来創成局長 保科 実 氏
若者や女性をはじめ、多様な人材が力を発揮できる職場環境を作り、必要な労働力を確保するとともに企業に成長につなげていくため「働いてもらい方改革」が必要であると説いた。取り組みとして、経営者と従業員がビジョンを共有し、共に目指す「意識改革」、時間や場所にとらわれない柔軟な「働きやすさの追求」、業務プロセスの見直しやDXによる効率化など「生産性向上の取組」の3つを挙げ、「働いてもらい方改革」を説明した。また、優良事例として8社紹介し、そこから見えてきた共通点や傾向について解説した。そのうえで、「政策を走らせながら取り組んでいる段階であり、さまざまな声を聴いていきたい」と話した。
<講 演>
「愛知県『休み方改革』プロジェクトの取組について」 愛知県労働局就業推進監 澤田 圭紀 氏
「休み方改革」の目的は、国民全体のワーク・ライフ・バランスの充実と生産性向上による日本経済の活性化をめざすことと説明したうえで、フランスの休み方の特徴にも触れた。
休暇満足度、学校の祝休日、企業・産業間の繁閑差などの課題から、「あいち県民の日・あいちウィーク」の設定、「学校ホリデー」や「ラーケーションの日」の推進、企業の環境整備・認定制度、平日の観光需要のシフト、職員の休み方改革の推進などを具体的な推進施策として紹介した。そのうえで、休暇の分散により各地域相互で賑わいを波及させていきたいと述べた。
講演後には、河合教授がコーディネートを務め、質疑応答とまとめを行なった。会場の参加者からは質問や感想が寄せられるなどし、河合教授より全体を総括して締めくくった。
閉会に際し、主催者である連合岐阜の筒井和浩会長は、「『働いてもらい方改革』と、『休み方改革』は、車の両輪である。ライフスタイルやライフサイクルを尊重した働き方を進めるとともに、働く時間と休む時間を明確に分け、リフレッシュや働きがいにもつながり、生産性の向上や、企業も働く人も成長し続けられる。このことが、連合のめざす『働くことを軸とする安心社会』にも通じていく」と挨拶を述べ、今回のテーマである“ウェルビーイング”について参加者と共有した。
