中濃地協 良質な睡眠にむけ呼吸法伝授 | 連合岐阜

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地協活動ブログ

中濃地協 良質な睡眠にむけ呼吸法伝授

~ コロナ禍のイライラ解消 安衛研修会で ~

ストレス解消につながる呼吸法を身に着けようと体感する参加者ら

連合岐阜中濃地協は9月21日、可児市内で健康経営をテーマに2022安全衛生研修会を開き、構成組織の執行部や安衛担当者ら40人が参加した。

職場における運動講座と題した出前講座には、スポーツクラブ・アクトスでヘルスサポートスタッフを務める粟野瞳さんが、肩こりや腰痛予防に加えイライラ解消のために職場でできる運動のコツを教えた。

 

新型コロナウイルス感染拡大に伴うリモートワークやローテーション勤務によって職場内のフォローがコロナ前よりも過密化し業務過多が生じている。その影響はメンタルにも大きな影を落としており、体を動かすことで心身をリフレッシュしてもらうのが目的。

 

同地協は毎年、全国労働衛生週間(10月1日から7日)の準備期間にあたる9月に研修会を開いており、労働者の健康管理や職場環境の改善など労働衛生に関する知識を高めようと開催している。今回はメンタルヘルス対策に着目しストレス解消と眠りが仕事に与える影響について考えた。

呼吸法を伝授するインストラクターの粟野さん

粟野さんは「交感神経が優位になり過ぎるとイライラしたり気が張るせいで呼吸も浅くなりがち、体の不調につながってしまう」と話し、「大きく深呼吸することが重要」とポイントを伝授。参加者たちは腹式呼吸を実際に体感することでリフレッシュし、表情も次第に穏やかになった。

じわじわと汗ばみながら研修に没頭する参加者ら

鍵谷欣弘 議長はあいさつで「経済協力開発機構(OECD)の調査によると日本人の平均睡眠時間は7時間22分で加盟国のうち30カ国で最下位。質の良い眠りが質のよい仕事につながる」と話していた。