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岐阜大学寄付講座 第4・5回講義
4月に開講した岐阜大学への寄付講座。第4回を5月14日(水)、第5回を5月21日(水)に終えた。
【第4回】講師:子安英俊 連合岐阜・副会長(自治労岐阜県本部 中央執行委員長)
テーマ:公共サービスの役割と公務労働
「公共サービスを、地域を、社会をよくしていきたい。公共サービス労働者の環境をよくしたい」という想いから、公務員の立場から労働組合の役員になったきっかけや、公務労働の現状、そして自治労としての様々活動などの紹介がなされた。近年では役所の窓口で顧客からのカスハラもあり公務員がメンタルで休職する人が増えている。講義の最後には、「公務員を目指す人も目指さない人も公務員にやさしくしてください」と学生達への切実なメッセージが発信された。
【第5回】講師:長江 彰 連合労働条件・中小地域対策局部長
テーマ:賃金決定のしくみと最低賃金
連合が取り組むワークルール、賃上げについて、最低賃金についての3本立ての講義。法律で定められた最低基準の例を示しながら労働に関するルールの階層や春季生活闘争における団体交渉の説明、そして、最低賃金については物価上昇や諸外国との比較、最低賃金決定の三要素などの説明があった。学生たちはすでにバイトなどを経験していることから、特に最賃賃金については興味深く質問も多く出た。