中濃地協 性別による偏見克服に向け | 連合岐阜

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中濃地協 性別による偏見克服に向け

 

ジェンダー平等学習会 開催

~どうしたら企業活動や組合活動に女性の参画が得られるのか~ テーマに

 

課題の克服に向け会場参加者らと意見交換するパネリストら

中濃地協主催のシンポジウム「~どうしたら企業活動や組合活動に女性の参画が得られるのか~」が6月4日、みのかも文化の森で開かれた。

 

公労使の代表者が、女性の活躍推進をテーマに意見交換し、地域労組の若手組合員や自治体職員、社会人らおよそ50人が参加した。

 

パネルディスカッションでは、美濃加茂市市民協働部まちづくり課の山田夕紀課長や、関マーゴ・㈱サンストラッセの多田道子取締役のほか、筒井和浩連合岐阜会長らが現状を語った。

進行は、中濃地協の佐伯義夫事務局長が務めた。

性別による無意識の偏見について意見を交わす公労使の代表者ら

ジェンダーは、社会的・文化的につくられる性別であり日常生活で無意識に影響している。とりわけ、男だから・女だからといったアンコンシャス・バイアス=無意識の偏見などが、政治や経済の分野で女性の社会進出を止める原因となっていることなどが紹介された。

中濃地協の鍵谷欣弘議長は、「男女平等の課題は家庭にも帰属している。十人十色だが、コロナ禍で働き方が見直され、職場でのアンコンシャス・バイアスが負担となり、女性にしわ寄せとなっているのでは」と話し、「まずは、女性特有の悩み(更年期障害や不妊治療)を理解し職場で共有することも、解決の糸口になるのでは」と会を締めくくった。

働く女性が抱える職場での悩みを共有する参加者ら

シンポジウムは、中濃地協が労働組合の担い手を育成しようと企画した「組合リーダー研修会」の第2弾として開いた。

 

(※)アンコンシャス・バイアス ・・・  無意識の思い込みと訳され、本人が気づいていない、偏ったものの見方やゆがんだ認知を指す。 例;女性は家事・育児を担当など。