- 中濃地域協議会
中濃地協 災害時の行動学ぶ
災害時どう行動すべきか
労働組合の立場で企業の事業継続 考える
~第1弾は川辺町社協と学ぶ防災学習~
災害時に私たちが取るべき行動や労働組合の立場で企業の事業継続について考える防災学習会が7月12日、加茂郡川辺町石神のやすらぎの家で行われた。
中濃地協は2024年活動計画に社会連帯を通じた社会貢献を掲げ、自治体との災害復旧に関する協定締結をめざす取り組みを開始。有事には、行政が設置するボランティアセンター(VC)への人材派遣やVCと地協とをつなぐコーディネーターの育成に取り組むとしている。
昼食には防災食が提供された
参加者らは、東日本大震災や2019年台風被害のボランティア経験者から体験談を聞いたり、実際に防災食を食べるなどして、身の守り方や災害の教訓を学んだ。
連合とのボランティア体験を話す川辺町社協の嶺川さん
基調講演では、現地で連合救援ボランティアとともに活動した経験を持つ、川辺町社会福祉協議会の嶺川将来さんが「連合救援ボランティアに寄せる期待と課題」と題して講話。被災地で生活支援を行う社協の役割や安定的かつ長期的にボランティア派遣を行う連合への期待を話した。参加者らは講話後の昼食で防災食を食べた。中にはアルファ米や乾パンといった非常食を食べたことのない参加者もおよそ半数いた。齋田周作議長は今年度、秋口までに第3弾までの防災学習会を企画していることに言及。「人材育成に注力し協定締結後の活動を見据え、協定が画餅とならないよう会を重ねたい」と語った。
アルファ米や煮物、乾パンなどの非常食を体験する参加者ら